佐藤道也さんと『25ansウエディング ジュエリー号』
創刊号の佐藤さんの監修ページは、読者から圧倒的な支持を得ました。本来、結婚準備期間の女性というのは、ドレスにしても、リングでも、自分の好みのアイテムを雑誌から見つけようとするものです。
「巻頭のきらびやかなリングの写真には注目しても、こんなに文字の多いページは、読まずに素通りされてしまうのではないかしら…」と、実はこっそり、そんな不安を抱いていたのも事実です。
ところがアンケートを回収してみると、ページの隅々まで熟読し、「とても参考になった」と感想を送ってくださる読者が非常に多く、確かな手応えを感じました。
当然のごとく「佐藤さんの話は面白い。今号は、より佐藤さんの持ち味を活かした内容で構成しよう」ということになり、2回めはお顔写真も大きく載せて、佐藤さんご自身を大々的にフィーチャー。右ページにはインタビュー、左ページでは、そのインタビューに即した具体的な解説を掲載するという形をとりました。もちろん、この号も大好評でした。
佐藤さんの監修ページは、なぜこんなにも人気があるのでしょうか。それはブライダルリング選びを通して、人生を、生き方を語ってくださるからにほかならないと、私は思っています。
この時期、佐藤さんがしきりにおっしゃっていたのは「いちばん大切なのは、楽しんで探そうとするふたりの姿勢である」ということでした。
リング選びは結婚を決めたふたりが最初にする楽しい作業であるはずなのに、彼の財力と自分の理想が合わず、険悪なムードになってしまうカップルを見るのは辛い、とも。「こんなに高価な贈り物をもらうのはこれが最後」と思うから、おかしなことになってしまうのです。これから協力して財産を築いていく、そのスタート地点に立っているふたりなのに…。
「これが最後だなんて、考えないことです。予算のことで機嫌を損ねた女性を見ると『あなたの選んだ男性は、それほど甲斐性がないのですか? そんなはずはないでしょう』と言いたくなってしまいます」
ブライダルリングの基礎知識を通して、結婚を控えた女性に今後の指針も教えてくれる。だから佐藤さんのページは、毎回人気が高いのだと感じています。
井出千昌


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